前回のコンクリート打設後、型枠の解体作業の工程となりました。
コンクリートを打設後、型枠を解体するまでの時間を存置期間と表現します。
型枠の取り外しは、型枠の最小存置期間を経た以後に行います。
その型枠の最小存置期間は、コンクリートの材齢又はコンクリートの圧縮強度により定めます。
寒冷のための強度の発現が遅れると思われる場合は、圧縮強度により定めます。
コンクリートの圧縮強度による場合は、セメントの種類及び気温に関係なく、
圧縮強度が5N/mm2以上となるまでと規定されています。
今回の試験結果は、3本のテストピースの平均値が9.28N/mm2でした。
ゆえに、型枠の解体を行ないました。
(by 工事部:和田)
T様邸は地下室部分の、壁のコンクリート打設工事という工程です。
生コンのテストピース採取。
一般的な試験方法では、一回の圧縮試験で3本のテストピースを使用。
3本の平均値をそのコンクリートの圧縮強度とする。
強度試験は、1週強度と、4週強度の2回が一般的である。
ゆえに、1回のコンクリート採取では、3×(掛ける)2の6本を採取する。
今回は、壁の型枠解体日のコンクリート強度が気になるので、
解体日用に3本を追加採取して、合計9本。その9本を、まず型枠解体日に3本、
次に1週強度(コンクリート打設日より7日目)で3本
そして4週強度(コンクリート打設日より28日目)3本を潰します。
結果は、試験完了後に書類で返ってきます。立会いにも行ってきますので
その結果は、のちほど・・・
(by 和田)
先日の地鎮祭の時に神主様よりいただいた『鎮め物』を埋めます。
『鎮め物』とは土地の神を鎮めるために地中に埋めるもので、
昔は人形(ひとがた)・鏡・剣・矛などを埋めていました。
水回りの下にならない建物中央に埋めます。
根切り作業
(根切りとは・・・基礎を造る場合の、土を掘削して所要の空間を造ること。)
砕石を敷き込み転圧・・・
床下の湿気対策として、防湿シートを張り・・・
捨てコンクリートを外周部に流し込みました。
捨てコンクリートとは・・・
以前の記事『H様邸新築工事・鉄筋組です。』の中で記載していますが、
再び簡単に説明させていただきますと
『基礎の底面を平らにし、建物の位置を決めるために敷くコンクリート』
です。
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